Products AI HUB

AI HUB

I don't just use AI. I organize it.

AIを使うのではなく、組織として動かす。

Status
Internal / 実運用中
Platform
Markdown + git / Claude Code
Link
Internal system

01 / Problem

何に違和感を持ったか

AIとの会話は賢いが、揮発する。昨日決めたこと、先月の学び、プロダクトごとの文脈が、次の会話に引き継がれない。

一人で複数プロダクトを動かすと、戦略・技術・デザイン・法務・経理の観点が同時に必要になる。全部を一人の頭で保持するのは無理がある。

02 / Insight

調べて分かったこと・仮説

必要なのは強いAIではなく、役割・責任・判断基準・記憶を持った「組織」だった。

知識には3種類ある。再利用できる知見、事実の記録、業務の手順。これを区別せずに溜めると腐る。鮮度管理が必要なのは知見だけ。

03 / Idea

どんな体験を設計したか

AIを「小さな会社の社員」として設計した。職能型の社員は専門領域の knowledge を持ち、相談のたびにそれを装着して答える。業務型の社員は手順だけを持つ。

窓口は受付の一人に絞る。ユーザー(オーナー)は誰に聞くべきかを考えなくていい。

04 / Product

プロダクト

組織構成: 社長(オーナー・人間)/ 秘書室(受付・記録係・司書・棚卸し係)/ 開発部(エンジニア・デザイナー)/ 事業部(戦略・マーケター)/ 管理部(法務税務・経理)。

職能社員は回答前に、自分の専門 knowledge と対象プロダクトの文脈の両方を読む(両読みプロトコル)。

知見には記録日と見直し期限を持たせ、期限切れは「古い可能性がある」と明示される。

05 / System

どう成立させているか

正本は Markdown + git。AIエージェントが最速で読み書きでき、git 履歴が「いつ記録・更新したか」を自動で残す。ロックインもない。

スマホからは Claude Code on the web 経由でアクセスする。クラウド側で repo を clone し、読み書きして push する構成。

実装は Claude Code の skill として各社員を定義し、共通の就業規則を1ファイルに集約して参照する。

  1. Owner決定と承認だけ行う
  2. 受付唯一の窓口
  3. 職能社員knowledge を装着
  4. Markdown 正本git が履歴を持つ

06 / Decisions

重要な意思決定

正本を Markdown + git にした(DB / Web サービス化は不採用)

Not chosen

Supabase 等の DB を正本にして検索 UI を作る案

Why

主たる読み書き手は人間以上にAI。プレーンテキストが最速で、git が鮮度管理の土台になる。DB は将来「派生ビュー」として一方通行同期で足す方針にした。

一部だけ Notion 等に置く双方向同期ハイブリッドを不採用にした

Not chosen

閲覧しやすい Notion と git の併用

Why

正本が割れることが最大の事故源。外部ツールを使う場合も git への一方通行の還流だけを許す。

組織はプロダクトで分けず、職能で1人ずつにした

Not chosen

プロダクトごとに専任チームを作る案

Why

社員をプロダクト別に増やすと knowledge が分裂する。プロダクト軸はディレクトリが担い、社員は両読みプロトコルで文脈を得る。空席は作らず、相談が現実に発生したときだけ実体を作る。

07 / AI Collaboration

AIとどう作ったか

このシステム自体が「AIとの協働の仕組み化」そのもの。Shotaro Works の全プロダクトの開発・運営判断で日々実運用している。

最終的な決定と承認は常に人間(オーナー)が行う。AIは選択肢と論点を整理する。

→ AI Hub の仕組みを見る

08 / Status / Next

現在地と、次にやること

内部システムとして日々実運用中。

  • 知見の蓄積を続けながら、鮮度レビュー(棚卸し)の運用を回す。
  • 検索が grep で破綻する規模になったら、派生ビューとしての検索基盤を検討する。